Liber Primus 第一之書

購入した本、読んだ本などについて書いていきます

Liber Primus

ブログ移転しました

前のエントリで書いたように、はてなブログの広告が煩わしいので、FC2のブログに移転しました。URLは下記のとおりです。 http://cogitanssum.blog.fc2.com/

思案

はてなブログに、かなり露骨に広告が入り始めて困っている。有料プランだと広告なしにできるが、月額600円は高い。他社のブログで無料でも広告が少なめのものもあるようなので、早くも移転を思案している。

読了:アルカジイ&ボリス・ストルガツキー『ストーカー』

▼アルカジイ&ボリス・ストルガツキー『ストーカー』(深見弾訳 ハヤカワ文庫) タルコフスキーの映画化で有名な、ストルガツキー兄弟による原作。原題は「路傍のピクニック」で、本書の問題意識を暗示している。映画の方はずいぶん前に劇場で見たが、象徴的…

案の定

昨日書いた、山本ひろ子『異神 —中世日本の秘教的世界(上)』(ちくま学芸文庫)が、1日経ったら売り切れていた。やはり狙っている人は逃さないものなのだろう。この辺になると、買おうとする側がどのぐらい本気で欲しいかという、精神力(?)の勝負になっ…

無念

古書を中心に本を買っていると、入手困難で長らく欲しいと思っていた本に時折出会うことがある。手に入れることができたときは大変嬉しいが、タッチの差で逃すこともあり、そういうときはとても残念だ。自分はコレクターではないので、ビブリオマニアの人が…

新着図書:イワーノフ/トポローフ『宇宙樹・神話・歴史記述』

イワーノフ/トポローフ『宇宙樹・神話・歴史記述 ——モスクワ-タルトゥ・グループ文化記号論集——』(北岡誠司編訳 岩波現代選書) この本は、ネットを彷徨っていてたまたま発見したもの。「宇宙樹」がキーワードで購入した。岩波現代選書は30年ぐらい前に出…

新着図書:ユルスナール『黒の過程』 池上良正『死者の救済史』ほか

註文していた本が立て続けに到着したのでまとめて紹介。 1) マルグリット・ユルスナール『黒の過程』(岩崎力訳 白水社) 2) 池上良正『死者の救済史 供養と憑依の宗教学』(角川選書) 3) 石川文康『カントはこう考えた —人はなぜ「なぜ」と問うのか』(ち…

新着図書:『ソシュールの思想』『男性の誕生』

▼丸山圭三郎『ソシュールの思想』岩波書店 前のエントリで書いた、丸山圭三郎の主著(?)。これと、同著者による講談社学術文庫の『ソシュールを読む』を揃えれば、とりあえずソシュールに関しては十分かもしれない。 ところで、本書とともにカートに入れた…

読了:ポール・クグラー『言葉の錬金術 元型言語学の試み』

ポール・クグラー『言葉の錬金術 元型言語学の試み』(森岡正芳訳 どうぶつ社) 著者はアメリカのユング派分析家で、書名のとおり心理学的元型についての論考。この本は小著ではあるが、異色の書、問題提起の書と言っていいだろう。普通、ユング心理学関係の…

新着図書:C. G. Jung "Introduction to Jungian Psychology"

C. G. Jung "Introduction to Jungian Psychology: Notes of the Seminar on Analytical Psychology Given in 1925" Edited by William McGuire, Translated by R. F. C. Hull, Introduction by Sonu Shamdasani, Princeton University Press 先日のエントリ…

欲望

本を買うと、また次の本を買いたくなるものらしい。 先日購入したクグラー『言葉の錬金術 元型言語学の試み』(森岡正芳訳 どうぶつ社)を読んでいたら、ユングの元型理論のレヴィ=ストロースに対する影響や、ソシュールの構造主義言語学との類縁性が指摘さ…

新着図書:中公新書ほか

先日のブックオフオンライン10%割引セールで購入したものがもう到着。 岡田温司『マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女』 『処女懐胎 描かれた「奇跡」と「聖家族」』 『キリストの身体 血と肉と愛の傷』 『アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」』…

ネット書店の誘惑

リアル(古)書店に行くチャンスがなかなかないので、勢いネット書店を利用することが多い。さらに出物や割引セールがあったりすると、なおのこと引っかかってしまう。先日も、ブックオフオンラインで岡田温司の中公新書四部作(?)他が激安だったのに加え…

新着図書:吉田城『神経症者のいる文学 —バルザックからプルーストまでー』

吉田城『神経症者のいる文学 —バルザックからプルーストまでー』(名古屋大学出版会) この本もアマゾンで激安(定価3605円のところ、古書で約600円)だったので購入。 書名どおりの内容のようだが、ぱらぱら見た感じでは、神経症とはなにかということについ…

新着図書:ロバート・H・ホプケ『ユング心理学への招待 ユング全集ツアーガイド』

ロバート・H・ホプケ『ユング心理学への招待 ユング全集ツアーガイド』(入江良平訳 青土社) ハードカバーだがアマゾンであまりに安かった(500円未満)ので購入。内容は書名のとおりで、ユング心理学でキーワードとなる概念や語句を挙げて、ユング全集の中…

購入図書:『マラルメ詩集』(渡辺守章訳 岩波文庫)

『マラルメ詩集』(渡辺守章訳 岩波文庫) 600頁近くあり、価格も1200円と文庫としてはヘビー級。しかしこの版型は小さいが厚みのある書物の頁の実に三分の二を訳者による詳細な註解、年譜、解題が占めているという、大変な訳業である。マラルメは筑摩書房か…

御恵贈書籍:村井則夫『解体と遡行 ハイデガーと形而上学の歴史』(知泉書館)

村井則夫『解体と遡行 ハイデガーと形而上学の歴史』(知泉書館) 畏友による長年のハイデガー研究の精華。友人だからというのではなくて、これは本当にすごい、そして専門書・研究書としては異例に洒脱な書物。本書を開くと目に留まるエピグラフがなんとナ…

新着図書

土屋恵一郎『能 現在の芸術のために』(岩波現代文庫) 大貫隆『グノーシスの神話』(講談社学術文庫) オドエフスキー他『ロシア・ソビエトSF傑作集(上)』(深見弾訳 創元SF文庫) C・レヴィ=ストロース『アスディワル武勲詩』(西澤文昭訳 ちくま学芸文…

口上

ツイッターをしばらくお休みすることにしたので、ブログで本のことなどを書いていこうと思います。