Liber Primus 第一之書

購入した本、読んだ本などについて書いていきます

Liber Primus

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

案の定

昨日書いた、山本ひろ子『異神 —中世日本の秘教的世界(上)』(ちくま学芸文庫)が、1日経ったら売り切れていた。やはり狙っている人は逃さないものなのだろう。この辺になると、買おうとする側がどのぐらい本気で欲しいかという、精神力(?)の勝負になっ…

無念

古書を中心に本を買っていると、入手困難で長らく欲しいと思っていた本に時折出会うことがある。手に入れることができたときは大変嬉しいが、タッチの差で逃すこともあり、そういうときはとても残念だ。自分はコレクターではないので、ビブリオマニアの人が…

新着図書:イワーノフ/トポローフ『宇宙樹・神話・歴史記述』

イワーノフ/トポローフ『宇宙樹・神話・歴史記述 ——モスクワ-タルトゥ・グループ文化記号論集——』(北岡誠司編訳 岩波現代選書) この本は、ネットを彷徨っていてたまたま発見したもの。「宇宙樹」がキーワードで購入した。岩波現代選書は30年ぐらい前に出…

新着図書:ユルスナール『黒の過程』 池上良正『死者の救済史』ほか

註文していた本が立て続けに到着したのでまとめて紹介。 1) マルグリット・ユルスナール『黒の過程』(岩崎力訳 白水社) 2) 池上良正『死者の救済史 供養と憑依の宗教学』(角川選書) 3) 石川文康『カントはこう考えた —人はなぜ「なぜ」と問うのか』(ち…

新着図書:『ソシュールの思想』『男性の誕生』

▼丸山圭三郎『ソシュールの思想』岩波書店 前のエントリで書いた、丸山圭三郎の主著(?)。これと、同著者による講談社学術文庫の『ソシュールを読む』を揃えれば、とりあえずソシュールに関しては十分かもしれない。 ところで、本書とともにカートに入れた…

読了:ポール・クグラー『言葉の錬金術 元型言語学の試み』

ポール・クグラー『言葉の錬金術 元型言語学の試み』(森岡正芳訳 どうぶつ社) 著者はアメリカのユング派分析家で、書名のとおり心理学的元型についての論考。この本は小著ではあるが、異色の書、問題提起の書と言っていいだろう。普通、ユング心理学関係の…